ハウストレーニングについて
先日、某雑誌の「しつけについて」のコラムで「ハウストレーニング」についてちょっとした取材を受けました。
お題は『カフェへ行くときにバッグを「ハウス」にしたいのですが』というものでした。
「ハウストレーニング」が出来ていると便利なこともたくさんありますので、
HPでも紹介させていただくことにしました(*^。^*)


始めに、ここでいう「ハウストレーニング」とは何かというと、
ハウスを使ってその中でおとなしく待てることを学ぶトレーニングのこと、
最終目標は、
「ハウスを安心場所と認識して、のんびりくつろいだり寝たり出来るようにすること」です(*^。^*)

では、安心場所としてハウスが使えるようになると、どのような利点があるでしょうか?

例えば、
お題のようにバッグやケージがハウスに出来ているとハウスの持ち運びが便利ですね♪
他には…
・来客時や留守番など落ち着いていて欲しい時
(ハウスがくつろぎ場所になっていれば、おとなしく待つことが出来ます。)
・車での移動の時
(万が一の事故や急ブレーキをかけた時の安全の確保、車の中で落ち着かすことにより車酔いが軽減することも。)
・ペットホテルなどに預ける時や一緒に旅行に行く時
(いつも使っているハウスがあることで、安心場所で休め、慣れない場所でのストレス軽減になります。)
などなど…。

このようにハウスとは、くつろぎ休む場所であり、自分の安心場所です。
無理やり閉じ込めておく狭い場所ということではありません。


では、どのようにして安心場所としてのハウスにしていけばいいでしょうか?

他のトレーニングにも共通することですが、大切なのは、段階を踏んで少しずつレベルアップをしていくことです。
ハウスに入ったことがない子をいきなり閉じ込めてしまっても、安心場所になることは少ないでしょう…。

もし、ハウスに入ることを怖がっているなら、
好きなものをご褒美にするなどして、先ず、ハウスに入ることは怖いことではないことを教えてあげましょう。
ハウスの扉と上部(天井側)を外した状態で、ハウスに入ることから始めるのもひとつの手です。
ハウスに近づくのも怖がるようであれば、
最初は、ハウスの外に後ろ足が残ったままハウスの中のご褒美をとる段階から始めても大丈夫です。
その子の出来る段階からスタートしてあげましょう。
何も気にすることもなく入れるようになったならば、ハウスの中で座らせてみたり、伏せさせてみたり、
少し待たせる練習にもレベルアップしてみましょう♪その次は…

このように、少しずつレベルアップしてくださいね!
そうすれば、自ずと最終目標の「安心場所としてのハウス」に到達することになります(*^。^*)

小さな成功から自信をつけさせてあげてください。
「成功して褒められる」そのことが自信になります!
小さな成功でもめい一杯褒めてあげてくださいねヽ(^。^)ノ
時には、今まで出来ていた段階のことが出来なくなっていることもあるかもしれません。
もし、出来なければ、ひとつ前の段階に戻ってみましょう。
成功の積み重ね!!これってすごく大事ですよ(*^^)v
では、今日からハウストレーニング頑張ってみてくださいね!!


上の画像はランちゃんです。
初めての飼い主さんと一緒に行ったお泊り旅行でもハウスで良く寝ていたそうです☆  
ハウスが大活躍でした!と飼い主さんからご報告いただきました\(^o^)/
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2006.6.23